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卒業しても続けたい 夕張・主将、野球部ある町役場志望

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2018年3月13日18時39分

 ■しまっていこー 夕張

 3月はいつも慌ただしい。4日は手作りのパーティーで、3年生の田中龍也と、二階堂ののかを送り出した。家庭科室を使って、お好み焼き、焼きそば、ジンギスカンをつくり、みんなで食べた。その後は、入学試験。夕張高の志願者は26人だった。定員の40人は大きく割り込んでいるが、昨年度よりは6人増えた。

 夕張高に進学するのは、ほぼ、夕張市内に住む中学生だ。だから、野球部に入ってくれそうかどうかは、なんとなく分かる。「野球経験者は3人いるんですけど、1人はひじを痛めていて、1人は高校に入るとバイトをしたいらしいんですよね」と主将の田中将也(2年)。新年度、現在の3人から部員を増やすのは、難しそうだ。

 最上級生になるのを間近に控え、田中将は進路を考えている。担任、保護者を交えた三者面談で出した希望は公務員だった。「南幌町役場に入りたいんです。野球部があるので。軟式ですけど」。北海道には職員の軟式野球部がある市役所、町村役場が多く、国体や全国大会出場を目指して活動している。南幌町役場も、その一つだ。

 卒業しても、野球は続けたい。田中将のそんな思いに、高橋浩幸監督もうなずく。「私は野球を教えたくて教師になりましたから、生徒たちにも、いくつになっても野球は続けてほしいですね。しかも今は、野球人口が減っていますから、子どもたちに野球の面白さを伝えてほしい」。目標を実現させるためにも、最後の夏まで悔いのない毎日を過ごしたい。(山下弘展)