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早実、活気あるブルペン 雪山に芽生えたエースの自覚

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2018年3月12日12時18分

 ■しまっていこー 早稲田実

 高校生の成長は早い。最上級生になれば、1年生のころと比べて顔もきりりと大人びた雰囲気になってくる。早稲田実(東京)のエース雪山幹太のグラウンドでの姿は中心選手としての自覚がにじみ出ていた。

 今年に入って早稲田実のブルペンは活気がある。雪山は、新チームになった直後は仲間の投手の様子を見ていたが、ブルペンで投げ込む選手が少ないと感じていた。そこで、けがをしていた数人の選手が回復した1月ごろから、積極的にブルペンに入るように仲間と話し合った。100球、200球を投げようという話ではない。日々投げることで、投手としての感覚を養おうというものだ。「最近は自分の投球と向き合う選手が多くなったと思います」と雪山は言う。

 互いに並んで投げることで、刺激し合う気持ちも芽生えてきた。選手だけでトレーニングも見直した。ウェートトレーニングは大事だが、実際の投球動作につながる練習が必要と、股関節の柔軟性を高めるトレーニングも取り入れている。

 今春の選抜大会に早稲田実は出られない。中学時代のチームメートが出場するのは知っているが、「自分は自分。夏しか残っていないので」と、足元を見つめて成長するつもりだ。最近、雪山が見る動画は、プロ野球のダイエー、ソフトバンクで活躍した斉藤和巳。2003年に16連勝を含む20勝を挙げ、05年は開幕から15連勝した投手だ。「チームのために闘志を出せる投手。自分も負けない投手になりたい」と雪山は夏への目標を語った。(坂名信行)