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(葦)高校野球研究会で広がる交流 安藤嘉浩

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2017年12月13日14時33分

 「高校野球研究会」は東京都立高校の指導者たちが1980年代につくった。「都立を甲子園に」という目的を超え、私立や都外の指導者も集う会に成長した。

 第33回の今年は10日、都立青山高で開催され、私立修徳高軟式野球部の小田川雅彦監督(61)が講演した。硬式野球部を甲子園に導いたものの、直後に不祥事で処分を受けた経験を紹介し、「生徒に野球でワクワクドキドキ感を与えられなかった私の未熟さ」などと語った。

 日大三高の小倉全由(まさよし)監督(60)が講師を務めたことも。打倒目標である私学の指導者が講演などを通してどんどん仲間になっていくのも、この会の不思議な魅力だ。会員名簿には北海道から沖縄まで300人を超える野球人が名を連ねる。

 都立東大和高でコーチ経験のある大阪府立茨木工科高の蛭間俊之教諭(59)は「都立の頑張りに全国の指導者が刺激を受けてきた」。会では今夏の大阪大会準優勝の府立大冠(おおかんむり)高の健闘も話題になった。

 球児と一緒に戦う指導者たちの向上心や交流にも支えられ、高校野球は明けて2018年、いよいよ夏の選手権大会が第100回の記念大会を迎える。

(編集委員)