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スコアボードは蒸し風呂状態 中京大中京伝統の球場当番

2017年5月9日10時13分

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 ■しまっていこー 中京大中京

 「次に入ったら6点目だな。6は用意してある?」

 走者が得点圏に進んだのを見て、スコアボードの中で中京大中京の部員が動く。5月3日まであった愛知県高校優勝野球大会で、名古屋市の熱田球場が使われたときの一コマだ。

 春、夏、秋の大会で試合が熱田球場であるとき、中京は「球場当番」として2年生が中心となって大会運営を手伝う伝統がある。入場券を切る係、グラウンド整備、手動式のスコアボードに得点を入れることなどが仕事だ。

 3回戦だった4月23日は2年生6人が1年生4人を連れて熱田球場へ。スコアボードに入ったのは2年生の江村友希と中山雅貴、1年生の関岡隼也。江村は石灰と水を混ぜてペンキのような液を作るとハケで試合をする校名を書き、中山は「すぐに点の板を入れることが大事」と小窓から試合を見つめた。関岡は「こういう仕事もあるとは思わなかった。別の角度から野球に関わるのも、いい経験になります」と語った。

 狭い空間で、夏の大会中は蒸し風呂状態になる。1学年上の先輩と昨年この係を何度か経験した中山は、「秋は風が通るからまだいいけれど、夏は本当にきついですよ」と話す。

 2試合目の最中に、他球場の結果を伝える場内アナウンスで球場当番の部員はこの日の中京の勝利を知った。仲間の応援に行くことも出来ないが、大会を支える仕事をしながら後輩に伝えていくのもベンチを外れた2年生の役割だ。

 この日の全体の責任者だった坂口項哉は、「中京の自覚を持って行動するように」と1年生に伝えていた。あいさつや素早い行動。1年前の春に当時の2年生が口にしていたのと同じ内容だ。こういう所でも伝統は受け継がれている。(上山浩也)

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