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釜石、現チームで初の関東遠征 強化試合で実戦感覚磨く

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2017年4月13日11時05分

 ■しまっていこー 釜石

 釜石は3月下旬、現在のチームになって初となる関東遠征をした。千葉の私立学校を拠点に、強化試合で実戦感覚を磨くのが目的だった。

 岩手を出たのは3月24日。貸し切りバスで8時間の移動だった。3月でも最高気温が10度に満たない日が多い釜石に比べ、関東は暖かい。主将の大尻悠矢(3年)は「暖かいというだけで、テンションが上がります」と笑った。

 選手たちは校舎内の畳敷きの大部屋で、枕を並べて過ごした。初の関東遠征で興奮しているのか、24日の夜は長距離移動の直後だったのに消灯時間になってもおしゃべりが止まらず、大尻が「もう寝るぞ!」と号令を掛けたそうだ。

 翌25日、チームはさいたま市浦和区の野球場で、東京実と対戦。「6番・中堅」で先発出場した山崎元気(2年)が4打数3安打1打点と活躍した。肩が強くて足が速く、中堅手にはうってつけの存在。ここにきて、打撃もよくなってきた。元々は足を高く上げる打撃フォームを、すり足気味に変更。タイミングが取りやすくなり、ボールをしっかり引きつけて打てているのだという。

 「自分でも、いい当たりが出るようになったと思います」と山崎。ただ、守備について水を向けると、表情が曇った。「送球のコントロールが……」。東京実戦でも、送球がそれて中前安打の走者を二塁に進めてしまった。

 「ああいう所をちゃんとしないと、信頼は得られない。練習と試合で、意識して改善していきたい。1年生も入ってくるし」。チーム内競争を勝ち抜こうと、必死にもがいている。(松沢憲司)