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夕張、クイズ活用しトレーニング つかの間の長髪も満喫

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2017年2月19日10時03分

 ■しまっていこー 夕張

 ピンポーン。ピンポーン。野球とはかけ離れた音が、夕張の部室から聞こえてきた。何をしているんだろう。ドアを開けると、田中龍(2年)、田中将(1年)の2人が、クイズに興じていた。マネジャーの二階堂(2年)が問題を出している。

 遊んでいる? いや、違った。間違えた方が、ベンチプレスを10回こなす。立派なトレーニングだった。音が出る、クイズの早押し機械は、今監督の私物という。楽しみながらでもないと、厳しい冬のトレーニングは続かない。

 冬場、夕張ならではのトレーニングもある。スキーだ。市内の中心部、JR北海道、夕張駅の目の前が、ゲレンデなのだ。学校には、スキー授業もある。「夕張で下手なやつは、他の地域にいくと、めちゃくちゃうまいらしいです」と田中将が胸を張る。「小学校から全員やるもんね。僕? 並以上だと思います」兄の田中龍も、謙遜しながらも誇らしげだ。

 長い冬、もう一つの楽しみがある。髪の毛。普段は丸刈りだが、冬の間だけは伸ばしてもいいそうだ。田中龍の場合、秋季大会が終わってから伸ばし始めた。「ワックスとかつけるのが、恋しいんです。でも、寝癖がすごくて……」。つかの間の長髪を、満喫している。(山下弘展)