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早稲田実の浮沈握る投手陣 清宮主将、毎週体重チェック

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2017年2月22日09時23分

 ■しまっていこー 早稲田実

 選抜大会に出場する早稲田実(東京)の浮沈を握るのは、投手陣だ。昨秋の明治神宮大会は3試合で18失点。履正社(大阪)との決勝は11点奪われた。全国レベルのボールを求め、トレーニングに励んできた。

 昨秋に1年生でエースとなった中川広渡(ひろと)が「球の強さが増した」と効果を喜んだのは、直径20センチほどで重さ3キロの軟らかいボールをつかんで離すことを繰り返すトレーニング。巨人のエース菅野智之も採り入れているといい、投手全員が行っている。中川は「指先の力や握力が強くなった」と体の変化を実感。さらに本格的にウェートトレーニングを始めたことで、太ももは練習着がぱんぱんに張るまでに大きくなった。

 中川だけではない。身長180センチ、体重63キロと細身だった1年生の赤嶺大哉(だいや)は昨夏から比べると体重が10キロ増えた。「おなかがすいた時間をつくらないようにした。11月ごろからは胃が大きくなったのか、体重がどんどん増えるようになった」と喜んだ。

 チームスローガンの「GO!GO!GO!」には前向きに戦う意味と球速5キロアップ、飛距離5メートルアップ、そして体重5キロアップという意味もある。選手全員が毎週水曜日に体重を量り、清宮幸太郎主将がチェックする。赤嶺は「清宮さんは体重には厳しい。減ると、『何してんの』と注意される」と苦笑い。清宮がトレーニングに強い関心を持っているため、チームの意識も上がる一方だ。チームではほかにも、体幹トレーニングを重視。これまで練習中に1回だけだったのを2回に増やし、昨年末の合宿中は3回にした。内容もこれまで静止していたものから、体幹を固定しながら手足を動かし、負荷を上げた。中川と赤嶺は「実戦が楽しみです」と口をそろえた。(坂名信行)