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球場の雰囲気全体吸い込むファインプレー 読者投稿から

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2017年2月22日09時14分

 (ファインプレー)

 市川幹人(静岡県 22歳)

 私がこれまで見てきたなかで一番印象に残っている選手は常葉菊川の町田友潤選手だ。第90回大会、準々決勝の智弁和歌山戦でのプレーが忘れられない。七回が終了して常葉菊川が13―2でリードするものの八回に4点を失い、九回には智弁和歌山の猛攻でさらに4点を奪われ、13―10。場内には魔曲「ジョックロック」が響き渡り、雰囲気までもが智弁和歌山の攻撃を後押ししていた。そして、多くの人が奇跡の大逆転劇を期待していただろう。なおも無死一塁でバッターは3番勝谷。ヒットを許せばピンチが広がり、強打者の4番坂口を迎える場面。放たれた打球は一、二塁間へ。誰もが抜けると思った痛烈な打球を町田選手が身体を反らして、グラブを引きながらキャッチし、振り向きながら二塁へ送球して併殺打に打ち取った。続く4番坂口も内野ゴロに打ち取り、常葉菊川が勝利。球場の雰囲気全体をグラブで吸い込むような町田選手のファインプレーはこの先も高校野球ファンに語り継がれてゆくだろう。