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大阪桐蔭・中川、周りの活躍を刺激に「全員がライバル」

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2016年11月1日10時07分

 ■しまっていこー 大阪桐蔭

 ライバルの存在が向上心につながる。新チームから1番中堅に定着した藤原恭大(きょうた)、投打に高い能力を見せる根尾昂(あきら)らの活躍を力に変えたのが同じ1年の中川卓也。秋季近畿地区大会が初の公式戦だった。

 7―0の七回コールドで勝った22日の1回戦、龍谷大平安戦(京都)では2番一塁で初先発し、3点本塁打を含む3安打。29日の準々決勝、智弁学園戦(奈良)では打順を5番に上げた。一回の2点二塁打で先制点を奪い、6―4での勝利に貢献した。「狙っていたまっすぐを仕留められた」。2安打。三塁守備でも安定したプレーを見せた。

 中学時代に所属した硬式の福島シニア(大阪)では関西選抜に選ばれ、大阪桐蔭入学後も6月の沖縄遠征メンバーに藤原、根尾とともに参加。1年生ではこの3人だけだった。ただ今夏の大阪大会は3人の中で自分だけがメンバー漏れ。8月末に右足中指を疲労骨折したため、3年生が引退した後の府予選もベンチ入りを逃した。

 「自分は自分と思うようにしていたが、やっぱり周りの活躍は気になるんです。だったら、それを『刺激』ととらえるように考え直した」

 足も肩も飛び抜けているわけではない。自信があるのは「野球への強い思い」。ノックやフリー打撃でも、「誰よりも1球を大事にする」との自負がある。

 打撃ではカウント別の対応を研究し、より具体的にイメージして打席に立つようになったという。その成果が公式戦で表れ、「ここで決める、という集中力は誰にも負けない」と言えるようになった。

 智弁学園戦で先発した1年生は4人。全員が上位打線に名を連ね、根尾は本塁打も放った。誰もがチームの大きな戦力になりつつある。中川は「さらに頑張らないと、と思える。1年21人全員がライバルです」と話した。(有田憲一)