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過去10年なかった1年生2人のベンチ入り 大阪桐蔭

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2016年7月15日15時53分

 ■しまっていこー 大阪桐蔭

 大阪大会の開幕まで2週間を切った6月28日、大阪桐蔭の西谷浩一監督は全部員を雨天練習場に集めた。

 鳥の鳴き声だけが響くなか、西谷監督が口を開いた。「夏には夏の戦いがある。まだまだ力はないが、一つの区切りとしてメンバーを発表する。言うまでもないが、選ばれた20人は責任感をしっかり持ってやってほしい」

 1番には、腰の不調で選抜後にメンバーを外れた150キロ左腕の高山優希(3年)が戻ってきた。5番は主将の吉沢一翔(同)。選ばれた選手が、大きな声で返事をしていく。

 残り少なくなったところで「17番藤原」、「18番根尾」。1年生の名前も読み上げられた。2人とも力強く「はい」と声をあげた。

 有友茂史部長が「パワーとスピードがある」と評する藤原恭大(きょうた)=大阪・枚方ボーイズ出身=は沖縄であった招待試合での一発など、複数の本塁打でアピールした。岐阜・飛驒高山ボーイズ出身の根尾昂(あきら)は、6月にあった今春の選抜4強の龍谷大平安(京都)との練習試合に登板し、直球を主体に2回を無失点。ナイターの試合だったが、落ち着いたマウンドさばきをみせた。

 7月9日の大阪大会の開会式。京セラドームには、引き締まった表情で行進する藤原と根尾の姿があった。

 プロ野球西武で活躍する卒業生の森友哉もメンバー入りは1年の秋から。西谷監督は「上級生との兼ね合いで入れた」と控えめだが、プロ選手が何人も輩出した同校で、夏から1年生2人がメンバーに入るのは過去10年をみてもない。

 フレッシュな力が加わった大阪桐蔭の初戦は17日。グラウンド脇のホワイトボードには、甲子園の決勝戦までの予定表が書かれている。2年ぶりの大阪大会、そして甲子園の頂点に向けて挑戦が始まる。(藤田絢子)