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2013年8月23日0時35分
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結束力で強豪を連破 岩手・花巻東、日程も味方

写真:鳴門戦で二塁から一気に生還した千葉=19日、林敏行撮影拡大鳴門戦で二塁から一気に生還した千葉=19日、林敏行撮影

写真:初戦を前にした打撃練習では、岩手から呼び寄せた左腕投手たちが投げ込んだ=10日、兵庫県西宮市拡大初戦を前にした打撃練習では、岩手から呼び寄せた左腕投手たちが投げ込んだ=10日、兵庫県西宮市

 【松本龍三郎】2年ぶりに夏の甲子園に出場した花巻東。菊池雄星(現埼玉西武)らを擁した2009年の第91回大会以来、4年ぶりに4強入りし、全国に岩手の高校野球の実力を示した。菊池や大谷翔平(現北海道日本ハム)のようなスター選手はいなくても、選手がそれぞれの役割を果たし、結束して強豪を次々に破った。戦いぶりを振り返る。

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 5日の組み合わせ抽選で、初戦が大会6日目の13日に決まり、佐々木洋監督は「じっくり調整出来る」と胸をなで下ろした。

 岩手大会では雨天順延が続き、決勝が当初の予定から5日も延びた。甲子園での試合に向けた練習がほとんど出来ないまま、岩手を発った。現地入り後、関西地方の暑さに戸惑う選手もいて、不安材料となった。

 抽選会翌日、急きょ岩手から左投げ投手4人を呼んだ。初戦の相手、彦根東(滋賀)の左腕エース対策のためだ。花巻東は左打者が多い。左投げの軌道に慣れるため、左腕の球を打ち返す練習を繰り返した。

 加えて、午前と午後の練習で暑さに体を慣らし、調子を上げていった。

 甲子園入りした今月1日から約2週間後の彦根東戦。計15安打と打線が爆発。うち10安打を左打者が放ち、相手の左投手を研究して練習した成果が出た。3安打を放った左打者の八木光亘(ひかる、2年)は試合後、「やってきたことを出せた。暑さにも慣れて、特に疲れもない」と自信を見せた。

 日程を味方につけたことで、甲子園での滑り出しを上々のものにつなげた。

■小兵の活躍原動力に 千葉選手、けが克服直後の出場

 今年のチームにスター選手はいない。だが、小さな体と全力プレーで甲子園の観衆を湧かせる選手が現れた。千葉翔太(3年)だ。

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