朝日新聞デジタル

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2013年7月10日18時23分
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〈フィールドオブ感謝〉宮城 支援に応える「勝利」

写真:高校での練習の大半を過ごしてきた気仙沼西のグラウンドを見つめる気仙沼向洋の後藤凱主将=気仙沼市拡大高校での練習の大半を過ごしてきた気仙沼西のグラウンドを見つめる気仙沼向洋の後藤凱主将=気仙沼市

■授業は別々の学校へ、練習場も転々

 気仙沼市の波路上(はじかみ)地区。漁港にも近いここは、なお津波の爪痕が生々しい。

 広がる更地の中に目を引くものがある。高い白い塀に巨大な白いテント。がれき置き場だ。焼却炉も昨年12月に稼働を始めた。

 塀の中には津波を耐えた大きな建物も見える。東日本大震災の前は、気仙沼向洋高校の校舎だった。

 そこから北に7キロほど離れた気仙沼西高校。いま向洋の選手たちが練習に励んでいるのは、内陸にある西高のグラウンドだ。

     ◇

 震災の数週間後、入学したばかりだった向洋の後藤凱(かい)主将(3年)は、泥だらけになって走り回るはずだったグラウンドを見た。「全壊した家屋などのがれきしかありませんでした。校舎もボロボロだし、向洋で野球なんてできないと思いました」

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