朝日新聞デジタル

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2013年7月5日17時40分
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〈像 主将:4〉岩手 逆境が糧、チーム一つに

写真:春の県大会決勝後、スタンドの控え部員らに礼をする三浦智聡(左端)。ベンチに入れない選手らの思いにも気をかける=二戸市大平球場拡大春の県大会決勝後、スタンドの控え部員らに礼をする三浦智聡(左端)。ベンチに入れない選手らの思いにも気をかける=二戸市大平球場

■盛岡大付・三浦智聡君(3年) 甲子園メンバー漏れ 失意の中、思わぬ指名

 昨年夏、岩手大会を制した盛岡大付の選手らが、甲子園に出発する直前だった。2年生だった三浦智聡(ちさと)は、関口清治監督にグラウンドのスタッフルームに呼ばれ、こう告げられた。

 「(秋からの)新チームの主将はお前でいく」

 岩手大会では控えに入れず、甲子園行きのメンバーからも漏れて失意の中にあった三浦には、青天のへきれきだった。

 だが、関口監督はこの時を振り返って言う。「責任感が強く、自分勝手ではない。あの学年で主将を任せられるのは彼しかいなかった。必ずチームを良い方向に導いてくれると確信していた」

 盛岡大付は、昨夏、今春と2季連続で甲子園に出場し、今春は甲子園でチーム初の勝利を挙げた。部員は95人。県外出身者が半数以上を占める。だが、大所帯で、部員の大半が野球の腕に覚えがあるだけに、レギュラーはおろか、ベンチ入りさえ狭き門となる。

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