朝日新聞デジタル

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2013年6月28日17時37分
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〈勝つために:3〉埼玉 新設部の歴史、刻みたい

写真:試合後、バックネット裏で記録をつけていた足立(右から2人目)を囲むチームメートたち拡大試合後、バックネット裏で記録をつけていた足立(右から2人目)を囲むチームメートたち

■星野 廃部の軟式から転向、裏方奮闘

 星野高校が埼玉大会に向け、最後の練習試合を行った23日。バックネット裏にいたマネジャーの足立誉英(よしひで)(2年)を、帰り支度をすませた選手数人が取り囲んだ。手元をじっとのぞき込む。相手バッテリーの攻めに対し、どのように対応したか、スコアシートなどで確認するためだ。

 硬式野球部が誕生したのは昨年4月。足立も1期生の選手としてボールを追っていたが、2月に家庭の事情で休部せざるを得なくなった。その時、飯野勝監督に「また来てくれないか」と声を掛けられた。勝利に対するこだわりの強さは残っていた。「今更、もう一度プレーしようなんて甘い。仲間に迷惑をかけたし、スコアを書くだけなら自分にもできる」と、マネジャーとして復帰した。

 一貫校の中学で軟式野球部員だった足立は、高校でも軟式を続けるつもりだった。しかし、高校入学直前に軟式の廃部が決まり、新入部員を採らないと知らされた。足立は中学の先輩たちの悔しい思いに応えようと、新設されたばかりの硬式野球部の門をたたいた。

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