朝日新聞デジタル

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2013年6月26日18時22分
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〈Small Club:1〉宮城 最後の夏出場の喜び

写真:板倉昌仁主将(中央手前)と米山・気仙沼西=登米市の米山高校拡大板倉昌仁主将(中央手前)と米山・気仙沼西=登米市の米山高校

写真:板倉昌仁主将(中央手前)と米山・気仙沼西連合チーム=22日、登米市米山高校拡大板倉昌仁主将(中央手前)と米山・気仙沼西連合チーム=22日、登米市米山高校

■米山・気仙沼西の板倉昌仁主将 連合チーム、片道1時間半かけ合同練習

 【荒ちひろ】――初めから連合チームで、という方針だったのですか。

 「連合の話は4月からあったのですが、できれば米山だけで、という思いがありました。新入生の勧誘をがんばったのですが、米山は2015年度に統合が決まっているので、新入生が男女あわせて30人だけ。2、3年生も誘ったのですが、丸刈りがイヤという人が多くて」

 ――丸刈りがハードル?

 「はい(笑)。丸刈りでなければ、という野球経験者が10人はいたかな。どうしても集まらなくて、5月末に連合チームを組むことが決まりました」

 ――どんな気持ちでしたか。

 「米山で出たかった気持ちもあります。でも、それ以上に夏の大会に出られるということがうれしい。3年生には最後の夏、どうしても出たかった」

 ――気仙沼西の1年生3人とは、うまくやれていますか。

 「双方のマネジャー4人を含めチームみんなが仲間です。3年生が割とおとなしい分、2年生が盛り上げ役というか、元気なメンバーが多いんです」

 「初めはお互い緊張して、距離をはかっているようなところもありましたが、練習を通じてすぐに打ち解けました。シートバッティングで競ったり、休憩中も背面キャッチを競い合ったり、もうすっかり仲良しです」

 ――連合チームでの練習は。

 「週末にお互いの学校で交互に合同練習をしていますが、片道1時間半かかるので大変です。送り迎えしてくれる先生や保護者の方に感謝しています」

 ――1年からずっと野球部なのは板倉君だけと聞きました。

 「1年生の頃はあまり練習ができず、本格的に大会をめざして練習するようになったのは2年生になってからです。転部してくる部員も増え、初めて公式戦に出ることができました」

 ――どんなチームにしていきたいですか。

 「一緒に練習できる時間は限られていますが、率先して声を出して、ミスをしても前へ前へと気持ちを持っていけるチームにしたいです」

 ――ずばり夏の目標は。

 「まだ米山だけでも公式戦で

勝ったことがないので、まず1勝。そして両校の校歌を歌うために2勝を。でも、まずはみんなで大会を楽しみたい。今年出場できたことで、来年につなげてほしい」

     ◇

 〈メモ〉 宮城大会史上初めて、部員不足のため連合チームを組む。米山からは3年生3人、2年生4人、1年生1人が、気仙沼西からは1年生3人が参加。それぞれのユニホームを着用し、開会式では両校の3年生の女子マネジャーがそれぞれのプラカードを、両校の主将が校旗を掲げて入場する。

     ◇

 対戦相手が決まり、「夏」が近づいてきた。部員が少ない野球部も気合は十分。5チームの主将に意気込みを聞く。

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