朝日新聞デジタル

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2013年7月12日17時59分
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〈小さな力:下〉愛媛 野球ができるだけで

写真:左から芝将矢君、岩藤良太君、信田泰君。3人だけの日々を経験し、野球をしたい思いは人一倍だ=宇和島市津島町高田拡大左から芝将矢君、岩藤良太君、信田泰君。3人だけの日々を経験し、野球をしたい思いは人一倍だ=宇和島市津島町高田

■新チーム、最初は3人だった 津島

 【後藤隆之】春のチームメートが相まみえた。7月6日、宇和島市津島町。地元の津島が、3月に連合チームを組んでいた三間を12―8で破った。「チームを組んでくれた感謝を込め、全力でプレーした」と津島の主将・岩藤良太君(3年)は話す。

 昨夏の新チーム発足時、岩藤君のほかは、信田泰君(2年)と芝将矢君(2年)の2人だけ。昨秋の県大会は出られなかった。「ここで頑張れんようじゃ試合に勝てんよ」。村上純一監督(34)の言葉を信じて練習した。

 ノックは交代が早く、休める時間は少ない。疲れてくると、3人しかない声がより小さくなることもあった。それでも試合ができる日に備え、10〜15キロのランニングや筋力トレーニングも続けた。放課後は毎日、午後8〜9時ごろまで練習した。

 岩藤君と信田君は部を辞めることを考えたことはない。「野球がしたいから」。でも高校から野球を始めた芝君にとっては、きつい日々だった。続けられた原動力は岩藤君の姿だ。

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