朝日新聞デジタル

ここから本文エリア

2013年7月10日18時20分
このエントリーをはてなブックマークに追加

〈こだわりあり:3〉富山 「変化」求め独自の握り

写真:ナックルの握りを見せる小野智弘君=高岡市伏木一宮2丁目の伏木高校拡大ナックルの握りを見せる小野智弘君=高岡市伏木一宮2丁目の伏木高校

■ナックル 伏木・小野智弘君

 【竹田和博】伏木高校の小野智弘(2年)の右手の爪の付け根は、白く固くなっている。何度も皮がめくれた痕だ。親指以外の4指に、これまでの苦労の痕跡が残る。

 何の痕なのか――。答えは彼の投げる変化球「ナックルボール」の握り方にある。

 親指を添え、「爪の付け根にボールを引っかける」ように4指を突き立てる。投球を重ねる中でボールと擦れる爪の付け根の皮がめくれていったのだ。

     ◇

 スローボールのように見える軌道から不規則に変化するこの球種に挑戦し始めたのは昨秋のことだ。たまたまメジャーリーガーが投げる姿をテレビで見たのがきっかけだった。

 本職は外野手。高校から本格的に投手を始めた。直球が特別速いわけではない。162センチの小柄な体でも勝負できるよう「何か変化球を」と思っていた時だった。

続きを読む

この記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。

無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら

検索フォーム