朝日新聞デジタル

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2013年7月4日18時3分
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〈言葉の力:下〉兵庫 「おかげ」忘れず結果出す

写真:「おかげさまで」と始まる言葉を暗唱する育英の福岡真人君=神戸市須磨区拡大「おかげさまで」と始まる言葉を暗唱する育英の福岡真人君=神戸市須磨区

写真:安田聖寛監督は、感謝することの大切さを伝えている=神戸市須磨区拡大安田聖寛監督は、感謝することの大切さを伝えている=神戸市須磨区

■支え身にしみた甲子園決勝

 【滝沢卓】午後7時過ぎ、神戸市須磨区の育英高校第2グラウンドは、練習を終えた部員約70人が整列し、静寂に包まれた。一呼吸置いた後、マウンドの前に立つ主将の福岡真人(まなと)君(3年)が外野へ響き渡る大きな声で約1分間、ある言葉を暗唱した。

 『おかげさまで』

 『夏がくると冬がいいという、冬になると夏がいいという』(中略)

 『親のおかげ、先生のおかげ、世間様のおかげの塊(かたまり)が自分ではないのか』(中略)

 『おれがおれがを捨てて、おかげさまでおかげさまでと暮らしたい』

 プロ野球のヤクルトや阪神、楽天で監督を務めた野村克也さんの著書『野村ノート』(小学館)に登場する一節だ。本の中では『ある社会活動家の言葉』として紹介されているが、作者は記されていない。

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