朝日新聞デジタル

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2013年7月3日0時6分
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〈言葉の力:中〉兵庫 「大変」自分変える好機

【動画】言葉の力:中/選手を奮起させる自作の四字熟語

写真:高橋史明さんは「苦しいときに勇気が出るような言葉」を東灘の3年生へ贈った=西宮市建石町拡大高橋史明さんは「苦しいときに勇気が出るような言葉」を東灘の3年生へ贈った=西宮市建石町

写真:東灘の3年生たちに贈られた言葉。それぞれの個性が光る=神戸市東灘区深江浜町拡大東灘の3年生たちに贈られた言葉。それぞれの個性が光る=神戸市東灘区深江浜町

■選手奮起へ 自作「四字熟語」

 【滝沢卓】今年3月末、神戸市内の県立東灘高校のグラウンド。当時、野球部の監督を務めていた高橋史明さん(34)は4月から3年生になる部員8人に自分で考えた「四字熟語」を記した白球を見せて語りかけた。

 「涙忘背信(るいぼうはいしん)、優輝にはこの言葉を贈ります」

 エースの西園優輝君は昨夏、初戦で先発。0―1で惜敗した。試合後、声をあげて泣いた。

 「あの『涙』を『忘』れたらあかんで。試合ではみんながエースの『背』中を見る。この投手のために守りたいと『信』頼されるように頑張れ」

 選手の性格、練習や試合でのプレーを思い返し、試合でピンチになったとき、勇気が出るような言葉を探した。夏の大会前に贈るのが恒例だったが、今年は4月に転勤することが決まり、春休みに贈った。

 西園君は「負けを引きずることもあったけど、あの言葉で吹っ切れた」。8人は大会2日目の初戦で、高橋さんからもらった球をベンチに持ち込む。

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