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第93回全国高校野球選手権大会

智弁和歌山(和歌山)7年連続19回目
和歌山ニュース

「1点」導く粘りの一打 市和歌山・三家和真選手 和歌山大会

2011年7月31日11時19分

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写真:この日は右打席に入った三家和真君=紀三井寺拡大この日は右打席に入った三家和真君=紀三井寺

 (30日、智弁和歌山7―1市和歌山) 6回表無死一塁の好機に3番三家(みけ)和真(3年)が右打席に向かうと、三塁側スタンドの声援が一段と大きくなった。準決勝までの5試合の打率が4割4分4厘。決定的な安打を何本も放ってきた三家ならやってくれる――。

 三家は智弁和歌山のエース青木勇人(3年)の投じた内角の直球をコンパクトに振り抜いた。打球はライナーで二遊間を抜けていった。このチャンスから、市和歌山は唯一の得点を挙げる。この回が始まる前に真鍋忠嗣監督(54)が指示した通りに「つなぐ打撃ができた」と三家は振り返った。

 この時は右打席に入っていた三家だが、実はスイッチヒッター。右腕の投手が相手の場合は、左打席にも入る。3回戦の箕島戦で放った同点打は左打席、準々決勝の桐蔭戦で放った本塁打は右打席で打った。

 三家は中学の一時期、スイッチヒッターだったことがあるが、高校に入ってからは右打ちで通してきた。しかし、昨秋にスランプに陥るなど打撃に悩んだ時期があった。

 年末ごろ、たまたま左打ちのスイングをしていた三家を見た真鍋監督がその素質を見抜き、「スイッチをやってみないか」と勧めた。初めは目線の違いに戸惑ったが、徐々に左右どちらでも同じぐらいの飛距離が出るようになってきた。そして大会に入ると、見事に練習が実を結んだ。真鍋監督は「どんなことでもしぶとく結果を出す」と三家を評価する。

 「もっと打ってなんとかチャンスを作りたかった」。試合後、三家は涙で目を赤くしたが、真鍋監督は「苦しい時期も乗り越えてやってきたんだから自信を持ってほしい」と教え子にエールを送った。=敬称略(張守男)

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