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第93回全国高校野球選手権大会

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桐蔭学園、逆転で接戦制す 4強出そろう 神奈川

2011年7月27日0時40分

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写真:桐蔭学園―武相 6回表桐蔭学園1死一、三塁、茂木の一塁ゴロで三塁走者日比が本塁をつくが、タッチアウト。捕手渡部=横浜拡大桐蔭学園―武相 6回表桐蔭学園1死一、三塁、茂木の一塁ゴロで三塁走者日比が本塁をつくが、タッチアウト。捕手渡部=横浜

写真:延長12回の途中から救援した小沢大輝君拡大延長12回の途中から救援した小沢大輝君

 神奈川大会は26日、4強が出そろいノーシードから勝ち上がってきた古豪が舞台を去った。桐光学園は長打で振り切り、桐蔭学園は土壇場の集中力をみせた。

     ◇

(桐蔭学園3−2武相 延長12回)

 桐蔭学園が逆転で接戦を制した。延長12回、内野安打で出た若林を佐藤が中前安打でかえし、勝ち越した。内海・藤岡の粘投で4回以降は三塁を踏ませなかった。

 武相は1回、渡部の左前打で先取点をとり、押し気味に試合を進めながら打線がつながらなかった。

■3年間の思い込め救援…武相・小沢大輝君

 延長12回表、2死二、三塁。武相の左腕小沢大輝君(3年)がマウンドに向かった。打席には桐蔭学園の左打者、佐藤将君(2年)。「左対左で空振りをとれる小沢しかいない」(桑元孝雄監督)と送り出された。

 救援で踏ん張ってきた板野拓耶君(2年)に声をかける。「あとは俺がしっかり抑えるから任せとけ」

 みんなが引き揚げた後も、1人でネットに向かって投げ込みを続けてエースを目指したこの夏。受け取った背番号は「10」だったが、「(エース)井口(和朋君)の後は自分しかいない」と準備に怠りはなかった。ブルペンでは変化球がよく切れていた。「これならいける」。手応えもあった。

 フルカウントから「一番自信のある」スライダーを佐藤君に投げ込んだ。「3年間の思いを込めました」というボールは、狙ったところより少しだけ内側に入り、中前にはじき返された。勝ち越しの走者が本塁を駆け抜ける横で、ぼうぜんと立ちつくした。

 試合が終わると、泣き崩れた。だが、エース井口君は「小沢が投げて打たれたんだから、しょうがない」。「ナイスピッチング」「胸張れよ」。チームメートから次々に声をかけられると、なおさら涙が止まらなくなった。「本当にいい仲間に恵まれた。だから、もうちょっとだけ、みんなと野球がしたかった」(柄谷雅紀)

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