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第93回全国高校野球選手権大会

地方ニュース

関西、岡山理大付に逆転勝ち 岡山学芸館は2年連続4強

2011年7月23日0時38分

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写真:関西―岡山理大付 8回表関西1死一、三塁、小倉の二ゴロが本塁悪送球となり、三塁走者水原が生還、同点に追いつく。捕手中浦=マスカット拡大関西―岡山理大付 8回表関西1死一、三塁、小倉の二ゴロが本塁悪送球となり、三塁走者水原が生還、同点に追いつく。捕手中浦=マスカット

写真:関西―岡山理大付 8回表関西1死一、三塁、小倉の二ゴロが本塁悪送球となり、三塁走者水原(1)が生還、同点に追いつく。捕手中浦=マスカット拡大関西―岡山理大付 8回表関西1死一、三塁、小倉の二ゴロが本塁悪送球となり、三塁走者水原(1)が生還、同点に追いつく。捕手中浦=マスカット

写真:関西―岡山理大付 8回表関西1死一、三塁、小倉の二ゴロが本塁悪送球となり、三塁走者水原が生還、同点に追いつく。捕手中浦=マスカット拡大関西―岡山理大付 8回表関西1死一、三塁、小倉の二ゴロが本塁悪送球となり、三塁走者水原が生還、同点に追いつく。捕手中浦=マスカット

 岡山大会は22日、準々決勝2試合があった。春夏連続の甲子園出場を狙う関西は、岡山理大付に逆転勝ちし、3年ぶりの4強。岡山学芸館は昨夏の準優勝校の玉野光南を打力で圧倒し、2年連続の準決勝進出を決めた。

■果たせなかった夢、でも悔いなし 岡山理大付の藤岡裕大君

(関西2−1岡山理大付)

 「終わったんだ」――。岡山理大付の最後の打者となった藤岡裕大君(3年)は、一塁上でうずくまると動けなかった。この日のために練習してきたのに、また勝てなかった。

 朝、携帯電話に2学年上の兄からメールが届いた。「俺らの借りを返して、甲子園に行ってくれ」。もちろん2年前の夏を、一度だって忘れたことはない。

 2009年の岡山大会3回戦。岡山理大付は延長10回の激闘の末、関西に4―5で敗れた。その時の関西の先発投手は、当時1年生の堅田裕太君。岡山理大付の三塁手は藤岡君の兄、大樹さんだった。

 「打倒関西」「打倒堅田」と心に誓ってこの日を迎えた。1回、堅田君の2球目、真ん中高めの直球を思い切りたたいた。打球が放物線を描いて右中間スタンドに飛び込む先頭打者本塁打。「やってきた練習は、無駄じゃなかった」。ダイヤモンドを1周しながら、そう思った。

 藤岡君は最速148キロを誇る投手でもある。8回1死一、三塁のピンチにマウンドへ上がったが、1点を失って同点に追いつかれ、9回には勝ち越し打を許してしまった。

 9回2死一、二塁の好機に最後の打席が回ってきたが、「これまでの野球人生で一番緊張した」と振り返るように、力んで二ゴロに倒れた。

 試合後、柴田竜拓主将は「あいつを助けられなかったのは全員の責任」と、かばった。捕手の中浦大海君も「チームがピンチの時、いつも藤岡の直球で切り抜けてきたから」と感謝した。

 兄との約束は果たせなかったが、藤岡君に涙は無かった。「みんなと一緒に、ここまでやってこられて、よかった」

 ライバルに勝つこと以上に、仲間と流した汗の方がもっと大切なことを、その表情が教えてくれた。(藤原学思)

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