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第93回全国高校野球選手権大会

如水館(広島)2年ぶり7回目
広島ニュース

延長13回、8人しか…広工大、没収試合で涙 広島大会

2011年7月10日1時15分

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写真:没収試合となり、ベンチで涙する広工大の選手=マツダスタジアム拡大没収試合となり、ベンチで涙する広工大の選手=マツダスタジアム

 晴れ渡った空の下、野球ができる幸せをかみしめて――。第93回全国高校野球選手権広島大会の開会式が9日、マツダスタジアム(広島市南区)であり、全95校の選手約2千人が入場行進した。開幕試合は賀茂が広を1―0で下し、第2試合は異例の展開で、井口が広工大に勝った。大会2日目の10日は6球場で1回戦16試合、3日目の11日は13試合が予定されている。

■熱闘4時間9分「暑さと緊張で…」

(井口7―7広工大 没収試合で井口の勝ち)

 4時間9分におよぶ熱闘は、没収試合という無情な結末を迎えた。

 延長13回表を終え、広工大で二塁を守っていた山内巧君(3年)がベンチに戻る手前でうずくまり、動けなくなった。この時点で試合に出られる選手は8人。13回裏の攻撃は無得点に終わり、広工大は14回を迎えられなかった。

 午後3時前に始まった試合。整列するころには薄暗くなり、照明が灯(とも)った。

 足を引きずる選手、両脇を仲間に抱えられる選手……。広工大の選手はベンチに戻ってからもしばらく動けなかった。ほとんどの選手が、目を真っ赤に腫らし、泣いていた。

 試合が進むにつれ、選手に異常が見られた。足がつり、歩けなくなった。

 先発の孫博君(3年)は力投を続けたが、6回に右翼の守備に代わった。4番打者として、4点を追う6回には、反撃の口火となる右前打を放ち、9回2死二塁の場面では、惜しくも走者が刺されたが、右前安打を放った。

 しかし、延長11回の打席では踏ん張りが利かず、フルスイングした時に両足がつった。仲間に肩を借りて12回の守備につこうとしたが、守備位置で倒れた。

 孫君は「暑さと緊張で頭がぼうっとした」と試合を振り返る。チームメートには「しっかり守って打ってくれた。感謝の気持ちでいっぱい」と話したが、「最後まで戦わずに負けたのが悔しい」と言葉を詰まらせた。

 石田克之監督は「練習ではこんなことはなかった。よく考えた上での選手を起用したつもりでしたが、私のミス。選手は本当によくやってくれた」とたたえた。

 広工大は先発メンバー9人のうち、13回までプレーを続けられたのは、主将の高山壮太君(3年)と、一塁手の鈴川源史君(2年)の2人だけだった。(中村瞬、清宮涼)

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