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第93回全国高校野球選手権大会

帝京(東東京)2年ぶり12回目
東東京ニュース

若いチーム、話し合って結束力増す 東東京・帝京

2011年8月16日3時2分

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 夏は2年ぶり12回目の出場だった東東京代表の帝京。優勝候補に挙げられながら2回戦で敗れたが、熱戦を展開してファンを魅了した。

 改めて説明の必要がない強豪の帝京だが、いまのチームは結成以来、ずっと苦しんできた。昨秋の都大会はブロック予選こそ勝ち抜いたが、本大会は初戦敗退。春の都大会も初戦で敗れた。1年の夏と2年の春に甲子園を経験した主将・松本剛君(3年)とエース・伊藤拓郎君(同)の2人が中心にいながら、チーム全体は「いま一つ、まとまりがなかった」(松本君)という。

 個々の実力があっても総合力に結びつかない。松本君は春先にケガを負いながら、悩み続けた。先発メンバー9人のうち5人が1、2年生の若いチーム。「上からモノを言えば下級生は言うことを聞く。でも、それでは強くなれない」。課題が見つかるとすぐミーティングを開いた。意見を出し合う中で下級生からも声があがるようになり、チームの調子も上がっていった。

 東東京大会は、復調した伊藤君と2年生投手陣が安定した投球を見せた。打線は8試合で88安打80得点。4番の松本君は6割近い打率を残し、圧倒的な強さで甲子園にやってきた。

 甲子園での2試合は、いずれも4万人を超える大観衆の中で戦った。

 初戦の花巻東(岩手)戦は序盤から激しい展開になり、先行してもすぐに追いつかれる。それでも粘り抜き、1点差で勝ち抜いた。

 八幡商(滋賀)との2回戦は松本君の2点本塁打などで先行。3―0で迎えた9回、スタンドは勝利を確信したが、1死から集中打を浴び、最後は満塁本塁打で逆転され、涙をのんだ。

 百戦錬磨の前田三夫監督も試合後、「こんなむごい負け方があるのか……」と肩を落とした。「強いチームは痛みを財産にしないといけない。ここから始めます」

 松本君は「1、2年生は本当にいい選手が多い。必ず甲子園に戻ってきて欲しいです」と後輩たちに思いを託した。(平嶋崇史)

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