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第93回全国高校野球選手権大会

帝京(東東京)2年ぶり12回目
東東京ニュース

あの一球悔やみ涙 帝京・渡辺投手

2011年8月14日8時34分

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写真:力投する帝京先発の渡辺=諫山卓弥撮影拡大力投する帝京先発の渡辺=諫山卓弥撮影

 (13日、八幡商5―3帝京) 「2年生、もう泣くなよ!」。3年生の本宮洋輔君の声がロッカー室に響く。それでも渡辺隆太郎君(2年)の嗚咽(おえつ)は止まらない。逆転満塁本塁打を打たれた9回表の一球を悔やみ、壁に額を押しつけ泣き続けた。

 静岡市の東海大翔洋中学時代は、軟式野球の全国大会で2回準優勝した。高校入学時の体重は105キロ。前田三夫監督は「小象」とニックネームをつけ、愛情を注ぎながら育成した。1年間の厳しい練習を経て、今の体重は88キロ。この夏の東東京大会では3試合でリリーフ登板して無失点に抑え、自信をつけた。

 先発を告げられたのは2日前だった。「任せてもらったマウンドだから、絶対勝つ」。そう誓って立った、初めての夢の舞台。

 「3年生がずっとがんばってきたのに、自分が最後に打たれて負けてしまった」「今は何も考えられません」。渡辺君はずっとうつむいた。

 しかし、8回までは八幡商に二塁すら踏ませない完璧な投球。4万7000人の大観衆をうならせた。力は十分に発揮し、明日につながるマウンドだった。(伊木緑)

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