ここから本文エリア

現在位置:高校野球>山形大会> 記事

山形大会ニュース

山形中央、49校目の緊張

2010年08月14日

(13日、山形中央0―7九州学院) 九州学院の渡辺が4安打完封勝利。右横手からテンポよく投げ込み、後半は変化球の割合を増やしてかわした。打線も7安打で7得点と効果的に後押しした。山形中央は前半に失策絡みの失点が続いた。9回に無死一、二塁の好機を作ったが、本塁が遠かった。

 出場49校中最後に登場した山形中央。甲子園は春に続いて夏も、厳しい峰だった。分岐点は3回だ。九州学院の山下に先制二塁打を浴びてなお2死満塁。二塁手の主将、奈良崎が一塁に送った球がそれ、2点目を許した。ミスが失点につながった。

 「『取り返さないと』と、どんどん自分たちを追い込んでしまった」と奈良崎。打線は焦りからボール球に手を出し、淡泊になった。2年生エース横山も4四球4死球と苦しんだ。

 今年の選抜大会で21世紀枠で初めて甲子園の土を踏んだが、日大三(東京)との初戦は4―14の完敗。勝利の歓喜を求め、山形王者として臨んだ一戦だった。「ずるずると行ってしまった。春も夏も、落ち着いてプレーできなかった」。主将は、悔しがった。

  ◇

 縄(山形中央)9回の好機に中飛に倒れた4番。「相手の勢いに負けた。でも、最後まであきらめない気持ちは突き通せた。悔いなし」

  ◇

 山形中央の左腕・横山は持ち前の制球を欠いて崩れた。先制された3回は3四死球を許すなど、計8四死球。それでも縮こまらずに、直球で押して5奪三振。「選抜では弱気になった。攻める気持ちで投げた」。

  ◇

 第7日の第3試合で山形中央が登場し、全49代表が初戦を終えた。初出場6校はすべて敗退。初出場校の初戦全敗は、1県1校制が定着した60回大会以降では初めて。

 勝ち上がったチームを地域別で見ると、九州・沖縄勢の好調ぶりが際だつ。延岡学園(宮崎)との隣県対決に敗れた大分工を除くと、全チームが初戦突破を果たした。関東・東京勢も8校中5校が勝利。対照的に中国・四国勢は元気がない。中国は4年ぶりに全5校が初戦で敗れた。四国も明徳義塾(高知)を除いて勝ち抜けなかった。

 プレー面では、牽制(けんせい)アウトが11個と目立つ。特に前橋商の左腕・野口は宇和島東戦で2度も一塁走者を刺した。走者の次の塁への意識が強過ぎ、牽制球に帰塁するタイミングが一歩遅れている。また緩い牽制球を見せて走者を油断させた後、アウトを狙った素早い牽制球を投げるという基本を、多くの投手が徹底している点も見逃せない。


ここから広告です
広告終わり

このページのトップに戻る