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東京対決は関東一に軍配 機動力を発揮、早実振り切る

2010年08月18日

(高校野球 関東一10―6早稲田実) 東京対決は関東一に軍配――。15年ぶりに甲子園で実現した東西の東京対決は、東東京代表の関東一が持ち前の機動力を発揮して、終盤まで粘りを見せる西東京代表の早実を振り切った。関東一の準々決勝進出は、初出場した1985年の第67回以来25年ぶり2度目。17日が35歳の誕生日だった米沢監督に大きなプレゼントとなった。関東一は初の4強入りをかけ、18日の第1試合で成田(千葉)と対戦する。

写真早稲田実―関東一 3回裏関東一1死一塁、山下は右越えに2点本塁打を放つ。投手鈴木、捕手土屋=長島一浩撮影

 関東一が機動力をいかした効率的な攻めで早実を破り、東京対決を制した。

 序盤は早実ペースかに見えた。関東一先発の白井は制球が定まらない立ち上がり。しかし、早実は真鍋が「東京対決。これまでにないほど緊張した」と明かすように、固かった。1回に4四球をもらいながら、走塁ミスなどで無得点に終わる。

 逆に早実先発の鈴木は三者凡退の理想的な立ち上がりだった。それが、関東一の機動力の前に、徐々に調子を狂わされる。

 3回、バントヒットで斉藤が出塁した後、山下が鈴木の最も得意とするチェンジアップを右翼席に運んで2点を先制した。最初の打席では同じ球で三振していたが、「今度は打てるんじゃないかと思った」。2巡目で早くも順応した。

 続く渋沢は左前安打で出ると、リードを大きくとって圧力をかけた。早実バッテリーは投球間隔を長くして警戒したが、渋沢は「クイックモーションの足の上がり方が遅い」と読んでいた。3度の牽制(けんせい)をものともせずに二盗を決めると、三盗の構えも見せて揺さぶった。「今まで戦ってきた相手と違うと思った」と鈴木。

 直後、伊藤がやはり変化球を中越えに運んで、関東一のペースに引き込んだ。米沢監督は「鈴木君の球もフォームも研究し尽くしていた。作戦通り」と明かす。

 早実の投手が八木に代わっても、関東一の足は止まらない。7回に渋沢、宮下が決めた3盗塁は、いずれも早実の捕手土屋に送球すらさせなかった。1死二、三塁から本間、羽毛田、小山の連打で4点を奪い、勝負を決めた。

 早実は7点差で迎えた9回、意地を見せる。代打磯網と松井らの安打と四球で2死満塁の好機をつくると、重信が真ん中の甘いスライダーを逃さず走者一掃。しかし、反撃はここまでだった。(杉浦幹治、平嶋崇史)


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