ここから本文エリア

和歌山大会ニュース

県内初の女子野球部、国際開洋二高に 23日入部説明会

2010年09月01日

 県内初の女子の硬式野球部を設置する準備を、日高川町和佐の私立国際開洋第二高校(阿蘇俊夫校長、生徒数63人)が進めている。すでに全国高校女子硬式野球連盟(兵庫県丹波市)に加盟の意向を伝えている。来春、入部者があれば正式に加盟申請する。

 同校によると、少子化で入学者の減少が予想されるなか、注目度が高まっている女子硬式野球部の設置は、ほかの高校にないアピール点になるとしている。23日午前10時から、入部したい人向けの説明会を学校で開く。

 同校の男子硬式野球部の谷津田伸二監督(48)が中心となって創設が検討されていた。谷津田監督は、女子野球日本代表チームの大倉孝一監督と以前から交流があるという。2年ほど前から「女子が高校で硬式野球ができる場を作りたい」と思っていたという。谷津田監督の意向を受けて、6月下旬に阿蘇校長が創設を決断し、7月に連盟に加盟の意向を伝えたという。

 練習場は、男子硬式野球部も使用している町管理のグラウンドを時間で分けて利用する方針。既存の女子寮もあることから、県外からの入部希望者にも対応できるとしている。

 和歌山県では戦前の一時期、数校の高等女学校で女子野球部があり、全国大会で優勝した学校もある。全国高校女子硬式野球連盟の畑茂(はた・しげる)会長(84)は「近畿には現在福知山成美(京都)の1校しかチームがないので、加盟はありがたい。女子野球の歴史のある和歌山での創設は活気が出る」と期待を寄せる。

 連盟によると女子硬式野球の競技人口は600〜700人ほどだという。「ナックル姫」として有名な吉田えり投手が昨年、関西独立リーグで初の女子プロ野球選手になり、さらに今春には女子プロ野球リーグも開幕するなど注目が高まっている。

 現在、同連盟に加盟しているのは全国で関東4、関西1、九州1の計6校。男子と同じく、春の選抜大会と夏の選手権大会の二つの全国大会があり、「女子の甲子園」と称される。これまでの大会ではすべての加盟校が参加している。

 関西で初めて発足した福知山成美高校では、昨年開いた3回の体験入部に延べ100人が訪れた。今春には25人の新入部員が入部。県内出身者が2人いるという。同校女子硬式野球部の吉良伸幸部長(45)は「予想以上の反響があった」と話す。今年も8月上旬に開いた体験入部に65人が参加したという。

 国際開洋第二高校の女子硬式野球部の説明会には申し込みが必要。問い合わせは0738・53・0316へ。(楢崎貴司)


ここから広告です
広告終わり

このページのトップに戻る