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和歌山大会ニュース

球児で力士「最高の夏」終わる 和歌山商の阿部選手

2010年08月11日

 高校野球と相撲の「二足のわらじ」を履いていた、和歌山商の阿部聖光(きよみつ)選手(3年)が、沖縄県うるま市の具志川ドームであった高校総体の相撲団体に出場した。決勝トーナメント1回戦で敗退したが、「最高の夏でした」と満足げだった。

写真出番の直前、チームメートに励まされる阿部選手(中央)=沖縄県うるま市の具志川ドーム

 三塁コーチを務めていた全国高校野球選手権和歌山大会では、3回戦で近大新宮に敗れた。約2週間後、身長170センチ、体重105キロとなった阿部選手は両肩から先だけこんがり日焼けした姿で今月4日、鳥取城北戦に中堅で登場した。

 果敢に足を取りに行ったが、逆につり上げられ土俵に転がされた。結局、鳥取城北は団体戦で優勝した。阿部君は前日の予選2試合と合わせ3戦全敗。「一人だけ『延長戦』をやらせてもらえて、うれしかった。勝ちたかったけど、スポーツの世界が甘くないのは、高校野球で十分わかっているので」と悔しさもにじませた。

 部員不足などで、5月末から助っ人として野球と並行して相撲部の練習に参加。一緒に過ごした時間は短いが、西浦準樹主将(3年)が「いつも笑顔でチームを明るくしてくれた。阿部がいてくれて良かった」と言うほど、とけ込んでいた。

 今後は、専門学校進学をめざして受験勉強に励む一方、学生コーチとして野球部の指導も手伝う。「後輩の力になってあげたいんです。あと、相撲が終わったので、100キロを超えている体重を減らさないと」。笑顔で会場を後にした。(松沢憲司)


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