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富山大会ニュース

スタンドは緑色に染まった 砺波工スタンドが大声援

2010年08月11日

(高校野球 報徳学園3―2砺波工) 砺波工カラーの緑一色に染まった、一塁側アルプススタンド。バス55台に分乗して集まった2200人に、電車できた人も加わった。

写真砺波工の攻撃に沸く一塁側アルプススタンド=阪神甲子園球場

 1回、応援ソングの定番「夏祭り」が流れる。演奏するのは、砺波工と砺波の「合同吹奏楽部」だ。砺波工の部員28人だけでは選手たちの耳に音が届かないと、お隣に援軍を頼んだ。「県大会ではメロディーだけだったのが、ハーモニーになりました」と部長の金森翼君(3年)。

 守備になり、生徒たちは赤いチューリップ型の帽子をかぶり始めた。遠くから見ると、緑色の中に、二輪の赤いチューリップが浮かんだ。

 5回、安念大貴主将(3年)の逆転打。大歓声に包まれ、母みづほさん(44)は涙が止まらない。「『今までの自分を信じなさい』と祈ってた。感激です」

 中段で試合を見守る、砺波市議会議長の井上五三男さん(64)は野球部OB。1993年には、審判員として甲子園に立った。「審判の目線で見てしまうね。5回まで同点で後半勝負。読み通りだ」

 1点を勝ち越され、9回。一打で逆転となる2死満塁のチャンスに、アルプスが揺れる。「カッセー カッセー 祐希!」。興奮が頂点に達したなか、上田祐希選手(3年)のバットが空を切った。

 ベンチに入れなかった中嶋大智君(3年)は天を仰ぎ、目をつむった。帽子の裏には「夢 希望」の文字。甲子園で校歌を歌いたいと、この日朝に書いていた。(高野遼)


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