ここから本文エリア

現在位置:高校野球>富山大会> 記事

富山大会ニュース

9回裏綱渡り 粘りで2人生還 富山 富山大会

2010年07月22日

 9回裏、2点を追う富山はがけっぷちに立たされていた。2死一塁で、相手スタンドから「あと1人」の声が飛ぶ。粘りは、ここからだった。

 加藤優樹選手(2年)が三振するが、暴投を誘って一塁を駆け抜ける。中野宏基選手(3年)もファウルを続け、8球粘って四球を選んだ。

 ついに満塁。打席は8回から守備に入っていた、控えの島田詢平選手(3年)に回った。

 「楽に楽に」と仲間に励まされ、打席に入る。緊張で表情が硬い。簡単に2ストライクと追い込まれる。「ここで打たなきゃ、試合が終わる」。4球目は外角の変化球。懸命に腕を伸ばし、バットに当てた。

 打球は、中前に抜けた。2人の走者が生還し、同点。島田選手は一塁上で両手をたたき、にこっと笑った。

 試合は、延長の末に敗退。でも、島田選手の目に涙はなかった。「みんなで野球できないと思うと悔しい。でも、3年間ずっと頑張ってきたかいがありました」=城光寺


ここから広告です
広告終わり

このページのトップに戻る