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富山大会ニュース

最後のジャンプ、思いは伝わった 富山北部・恵田主将

2010年07月20日

 打球がはるか頭上を越えていく。「もう無理だ」と思ったが、ジャンプした。グラブの先を抜け、打球はフェンスまで転がった。7点目の走者が生還。富山北部の8回コールド負けが決まった。

 中堅手の恵田(えいだ)慎也主将(3年)は、芝生に両手をついたまま、立ち上がれない。仲間に引き起こされ、最後に整列に加わった。

 どうしても欲しい「夏の1勝」だった。部員の少ないチームでは、1年生からレギュラー。過去2度の夏は、ともに初戦負けだった。

 新チームになり、迎えた冬場の練習は過酷だった。12月は、長靴を履いてグラウンドを50周。全員が完走するまで毎日続いた。雪の上でのノックもいとわなかった。「二度とないくらい、最高のチームだった」と土肥耕介監督。

 春の県大会で2勝。自信をつけて今大会に臨んだ。試合後、球場の外で声が飛ぶ。「恵田、おつかれ」。OBも保護者も、みなが努力を見守ってきた証しだった。=県営


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