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富山大会ニュース

砺波工代役エース、大役

2010年08月11日

 (10日、報徳学園3―2砺波工) 背番号6がマウンドで躍動した。砺波工の右腕・中山は好打者が並ぶ報徳学園にも、たじろがない。「1人の打者だけに集中。丁寧に、低めだけを意識した」。スライダーを外に見せたかと思えば、思い切りよく内角も突く。狙いを絞らせず、6回を3失点と踏ん張った。

写真砺波工―報徳学園 5回裏報徳学園2死二塁、中島に同点の中前適時打を打たれた投手中山=遠藤啓生撮影

 投手になったのは3カ月前。右ひじを痛めたエース健名(けんめい)の代役に指名された。「一言でいえば、野球センス」と村井監督が理由を説明する。1年生から遊撃のレギュラーで、経験はチーム随一。変化球もピンチでの心の切り替えも「ちょっと教えただけで覚えてしまった」と健名は驚く。加速度的な成長で、名実とも攻守の柱に。打っても3回にチーム初安打。5回には左中間二塁打で存在感を示した。

 本音を言えば、遊撃手のほうが好きだ。その証拠に、内野手用のグラブを使い続けている。二遊間を組んでいた二つ上の兄が、2年前の富山大会3回戦で負けた翌日に譲り受け、補修を重ねてきた。「野球は社会人で続けます。ショートに専念して」。喜びも悔しさも知っているグラブとともに、歩んでいく。(山下弘展)


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