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鳴門スタンド、最後まで声援 「古豪」時代の大先輩も

2010年08月11日

 第92回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)。10日、鳴門の大応援団が陣取った一塁側アルプススタンドでは、バス40台で駆けつけた1500人余りの在校生や保護者、OBらが最後まで選手たちの背中を押し続けた。

写真盛んに声援を送る鳴門のスタンド
写真チアリーダーになって応援を盛り上げる鳴門の女子サッカー部員たち
写真栗橋博さん

 同校吹奏楽部の演奏のほか、全国大会出場を果たした女子サッカー部やバスケットボール部の部員たちがチアリーダーになって盛り上げた。サッカー部2年、浜西あゆみさん(16)は「後悔しないように頑張って」とエール。

 4番鈴江啓太選手の父、泰光さん(52)も観戦した。自身も鳴門高校硬式野球部OB。1975年の夏、あと一つ勝てば甲子園だった。現役時代の夢はかなわなかったが、35年たって息子に連れてきてもらった。8回、鈴江選手が左前安打を放った瞬間、立ち上がって思い切りバンザイをするように両腕を上げて喜んだ。「甲子園で1本出て安心した」と笑顔で言った。

 スタンド上部には野球部の大先輩もいた。栗橋博さん(77)=大阪府八尾市=が、後輩たちのプレーを見守っていた。1950年の夏、1年生投手で出場した全国大会で準優勝し、51年春の選抜大会では優勝。52年は春夏連続出場も果たし、全部で十数試合投げたという甲子園のマウンドは「投げやすく、最高の舞台で最高の経験をさせてもらった」という。

 試合中の午後5時すぎ、甲子園の照明が点灯した。興南には敗れたが、「もちろん勝てればいいけど、それ以上に、ここまでやってきた選手たちの道のりを評価してあげたい。カクテル光線の中、鳴門のユニホームが躍っていた。感謝しています」と栗橋さん。後輩たちの頑張りをたたえていた。(徳永猛城)


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