ここから本文エリア

現在位置:高校野球>静岡大会> 記事

静岡大会ニュース

ベンチの外でも「みんな支える」 静岡・常葉橘

2010年08月08日

 「みんなかっこいいな」。三塁側の内野席に座った常葉橘3年の平良希(のぞむ)君と曽根孝太君は、グラウンドを堂々と横切る18人の姿に見とれた。自分たちもこの大舞台で行進するつもりだった。でも、甲子園で2人に背番号はない。

写真満員の観客席から行進する仲間を見つめる平良希君(左)と曽根孝太君

 平良君は静岡大会で背番号16。ブルペンキャッチャーとして、大会中は室内のブルペンにこもった。生で試合は見ていない。観客の歓声を頼りに展開に思いをはせてきた。「本当はみんなの近くにいたいけど、チームのため」。そう言い聞かせてきた。

 静岡大会の時、ベンチでひときわ大声を出していたのが投手の曽根君だ。背番号は19。入部直後に左腕を骨折し、1年間まともに練習ができなかった。同級生との実力差は広がったが、今夏の静岡大会でベンチ入り。予想外で心が弾んだという。

 メンバー発表で名前が呼ばれなかった時は、2人とも何も考えられなかったというが、今は気持ちを切り替えている。「気持ちよくプレー出来るように、みんなを支えよう」。8日の試合、2人はボールボーイとしてベンチの近くに立つ。背番号がなくても、甲子園での勝利を目指す気持ちは一緒だ。


ここから広告です
広告終わり

このページのトップに戻る