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埼玉大会ニュース

〈球音〉予告バントで好機演出 田村海渡中堅手

2010年08月11日

 大会直前、甲子園でやりたいことはと問われて、「セーフティーバントを決める」と即答していた。田村海渡(かいと)(2年)は6回に「予告バント」を実行して好機をつくり、先制のホームを駆け抜けた。

写真6回表、内野安打となるバントを決める田村海渡中堅手=水野義則撮影

 セーフティーバントにこだわるのは、「投手が一番嫌がる」からだ。実は「初打席で決める」はずだった。3回1死で回ってきたが、投手寄りに転がり失敗。「絶対に決める」と思っていた第2打席で、初球を三塁側に転がし、50メートル5秒9の俊足を披露した。

 その足が、守りで一歩出遅れる。7回裏、同点に追いつかれてなお、2死一、三塁。自分のいるセンター前方に、高い飛球がふらふらと上がった。「ぎりぎりか」と思った瞬間、スタートが遅れた。甲子園独特の風で押し戻される。飛び込んだが、届かずに後ろにそれ、2者の生還を許した。

 甲子園で味わった明と暗。「守備練習を重ねてスタートの反応を早くしたい」。バントにも磨きをかけて、もう一度、夢舞台に帰ってくることを誓った。(石橋昌也)


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