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奈良大会ニュース

天理真っ向、痛みにも耐え

2010年08月13日

(12日、天理1―4履正社) グラウンドに戻ると、4万7千人の声援が待っていた。天理の沼田は「敵味方に関係なく、拍手してくれるんだ」。笑顔でマウンドに戻ると痛みは吹き飛んでいた。

写真天理―履正社 3回裏履正社無死、山田の打球は投手沼田を強襲する安打となる=飯塚晋一撮影

 3回。先頭の山田の鋭い打球が胸を直撃した。「息ができなくて苦しかった」。エースの意地。アイシングを受け再び投げた。変化球でタイミングを外して、その場の後続は断ったが、「甘く入った球はすべて打たれた」。

 のどに違和感が生じ、7回を投げ終えて降板を申し出た。9長短打を浴び、4失点。それでも左腕は言い切った。「これまでで一番良かった」。3季連続4試合目の甲子園での登板。アクシデントのあった最後の夏が、最も長く投げられた。「打球が当たったときも『いけ』と言ってくれた監督に感謝したい」

■天国で見てたか

 7回1死三塁。天理の坂倉は2―2から7球ファウルして粘った。「とにかく転がせば1点と思っていた」。だが12球目を見逃し、三振に倒れた。昨夏バス事故で亡くなった大分・柳ケ浦の吉川将聖君は中学時代のチームメート。当時の仲間で自分だけが甲子園に出場できた。「いい所だった、と墓前に報告したい」


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