ここから本文エリア

現在位置:高校野球>長野大会> 記事

長野大会ニュース

「流れ変える」2失点の力投 松本工・佐々木選手

2010年08月08日

(九州学院14−1松本工) 長野大会を1人で投げ抜いた大黒柱・柿田裕太が打たれた。「この流れを止めてやろう」。柿田が降板した6回表、佐々木康仁は、そんな気持ちでマウンドに向かった。

 投手となったのは2年の春。体が小さく、球速もさほどない。それでも走り込みと投げ込みで、打たせてとる投球術を身につけた。絶対的なエースの陰で、登板機会はあまりない。それでも「その時」を想定して、練習を続けた。甲子園という大舞台で、その機会がやってきた。

 この試合、中堅手として先発出場。1回表2死二塁、中前安打を本塁に好返球し、追加点を許さなかった。中村監督は「佐々木ならやってくれるんじゃないか」。制球に苦しむ柿田に代わった。

 覇気を表に出して、チームを引っ張るタイプではない。いつも、そのプレーでチームを鼓舞してきた。この試合も好返球に続いて、5回にはチーム初安打を放った。そして大量失点後、持ち味の打たせてとる投球を続け、6回以降を2失点に抑えた。

 松本工でエースだった2歳上の兄を追って同校に入学した。県8強だった兄が果たせなかった甲子園のマウンドを踏むことができた。「甲子園のマウンドは甘くなかった。自分たちができなかった1勝は、後輩に託したい」(野津彩子)

  ◇

 松本工・中村定史監督

 出だしで失点し、点数が開いたのが痛かった。ゲームの流れがこちらに来なかった。柿田、佐々木はよく投げてくれた。九州学院は逆方向へ強く打つ打撃がよかった。甲子園は最高の舞台だった。選手たちには、連れてきてくれてありがとうと言いたい。


ここから広告です
広告終わり

このページのトップに戻る