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宮城大会ニュース

ひたむき 背中で見せた 仙台育英・井上主将

2010年08月18日

(17日、興南4―1仙台育英) 6回2死走者なし。打席に入った井上信志(3年)は、初球の内角直球を鋭く振り抜いた。打球は左翼線へ転がり、二塁打に。伝統校の部員103人を束ねる主将は、ある気持ちを胸に抱いていた。「1人出れば、何が起こるかわからない」

写真仙台育英―興南 6回表仙台育英2死、井上は左翼線二塁打を放つ。捕手山川=日刊スポーツ

 背中で引っ張るタイプ。1年の冬から、毎日千回素振りをした。たった一人で始めたが、その姿勢に、徐々に仲間が増えていく。中越え本塁打を放った三瓶将大(同)もその一人だ。「ひたむきに練習し続ける。自分たちの代で主将はこいつしかいない」

 この日も三塁の守備位置から投手に、ベンチでは打者に、最後まで声を送り続けた。逆転劇となった1、2回戦のようにはいかなかったが、最後の打者となった2年の高田涼平は「最後まであきらめなければ、絶対何かが起こると教わった」。

 「後輩には、またここに帰ってきてほしい」。大きな財産を残した主将の目には、涙とともに、充実感があふれていた。(篠健一郎)


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