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群馬大会ニュース

「勝ちきる体力・打撃必要」前橋商監督、戦い振り返る

2010年08月16日

 3年ぶりに夏の全国高校野球選手権大会に出場した前橋商は、2回戦で北大津(滋賀)に敗れ、16強入りはならなかった。同校の戦いを振り返る。

 エースの野口亮太君(3年)は初戦の宇和島東(愛媛)戦で、9三振を奪った。チームは3―0で快勝した。

 だが、野口君は北大津戦について「いつものように追い込んでから駆け引きしようとしたが、相手は初球から振ってきた」と振り返る。3回、決め球の直球を本塁打とされ、ペースを乱した。

 1回戦で2度刺した牽制(けんせい)も生きなかった。「走者は良く研究していた。刺すのは無理だと思った」

 打撃陣はリードを許しても2度同点に追いついた。6回、後藤駿太君(3年)が右翼への打球で、一気に三塁に到達した走塁は素晴らしかったし、すかさず適時打を決めた箱田昌太君(同)も勝負強かった。だが7回以降は反撃を断たれた。

 富岡潤一監督は「打てないと勝てないと実感した。勝ちきるだけの体力と、もう一つ上のレベルのバッティングが必要」と話した。

 ベンチに入れなかった投手と捕手の4人も、前橋商の打線を支えていた。

 毎日の打撃練習で、打撃投手の箕輪崚太君(3年)たちは交代でマウンドに上がり、1人あたり90球ほど投げた。

 直球が速い箕輪君は、次の対戦相手に近い球速を心がける。どうしたら打者が試合で打てるか、を考えるという。青山亮介君(3年)は球にほどよく回転をかけ、打ちやすいよう工夫した。

 捕手の笠原大良君(3年)は打者の苦手なコースが分かると、2、3球はその位置に構えるという。試合で対応できるようにするためだ。

 それぞれ、ベンチ入りを目指していた。青山君は群馬大会でメンバー入りしたが、準決勝前に打撃投手をやるよう言われ、全国大会ではベンチ入りできないと気づいた。

 それでも、打撃不調だった沢浦礼将君(3年)が群馬大会決勝で本塁打を打ち、うれし泣きしているのを見て「本当にうれしかった」。

 打撃投手の阿部力哉君(3年)も「仲間が良いバッティングしてるのを見ると、やっていて良かったと思う」と話していた。(新宅あゆみ)


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