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「お手本」へ真っ向 成田あと一歩

2010年08月21日

 強豪・東海大相模(神奈川)を相手に、一度は逆転。初の決勝進出まであと一歩のところで成田(千葉)の夏は終わった。ここまで強くなれたのは、東海大相模の存在があったからだった。

準決勝を終え、東海大相模の一二三投手(1)と握手する成田の中川投手ら両校の選手たち=20日、阪神甲子園球場、中里友紀撮影

 「正直に言えば、一番当たりたくない相手が勝っちゃった」。準決勝前日の19日、成田の尾島治信監督は東海大相模の勝利をテレビで見て、そう漏らした。毎年のように練習試合を重ねている相手。強さは身にしみて知っている。

 4年前の練習試合が忘れられない。東海大相模の選手たちを迎えるつもりで3時間前にグラウンドに行くと、選手たちはもうノックで汗だくになっていた。「これくらいの意識でやらないと、全国は取れない」。東海大相模の門馬敬治監督の言葉が耳に残った。そのときから、選手たちに伝える目標が「甲子園」から「全国制覇」に変わった。

 昨秋の練習試合では、最終回に登板した相手エースの一二三慎太君(3年)に9球で3者三振を喫した。そのときは「球が見えなかった」一二三君に、甲子園で14安打を浴びせた。「球筋は見えた」「タイミングは合った」と選手たちは胸を張った。

 尾島監督は、相手と同じ意識でここまでチームを育てたつもりだ。何が敗因なのか、今は思いつかない。でも、昨秋、今春と県大会2回戦で敗退したチームが、初戦の智弁和歌山(和歌山)をはじめ有力校を次々になぎ倒した。「あんなに弱かったのに、全国の強豪にここまで食らいついた。とにかく、選手たちの気迫だけは、負けていなかった」(伊藤舞虹)


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