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青森ニュース

「三沢の英雄」太田幸司さんを名誉市民に 署名3千人

2010年08月21日

 1969年の夏の甲子園決勝で松山商(愛媛代表)と延長18回引き分け再試合の死闘を演じた三沢のエースで現野球解説者の太田幸司さん(58)を名誉市民にしようと、青森県三沢市の有志が署名活動をしている。すでに目標の3千人を突破し、近く署名簿を種市一正市長に提出する。

写真太田幸司さん
写真1969年の夏の甲子園で延長18回を投げ抜いた太田幸司さん

 署名の中心となったのは財団法人の事務局長を務める古沢次寸さん(62)ら4人。41年前の決勝の日は三沢市街から人影が消え、当時、市役所に勤めていた古沢さんは市民らと庁内のテレビで太田さんの奮闘ぶりを見守った。「東北の小さな学校の生徒でもやればできるんだということを教えられた」と振り返る。

 そんな熱い思いをくれた太田さんが名誉市民になれば、不況にあえぐ市民に少しでも元気を与えられるのではと、今年1月、「太田幸司氏を名誉市民に推薦する会」を4人で結成。仕事の合間をぬって自転車で三沢高校など市内の学校や街頭などを回って署名を呼びかけてきた。

 今夏の青森大会後、三沢野球部の新しい主将に選ばれた2年の鳥谷部勇樹君(16)も署名をした。「太田さんは三沢を全国区にしたあこがれの先輩」と話す。

 現在、甲子園球場のある兵庫県西宮市の隣の宝塚市に住む太田さんは年に2、3回はふるさとに帰り、小学生の野球大会などを開いている。署名活動について「野球関係者ではない市民の方が声を上げてくださったことがとてもうれしい」と話している。

 太田さんが名誉市民に選ばれれば、元青森県知事の故北村正哉氏に次いで2人目となる。


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