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秋田大会ニュース

能代、2連覇へ始動 高校軟式野球V、3人が語る

2010年09月03日

 第55回全国高校軟式野球選手権大会(日本高野連主催、朝日新聞社、毎日新聞社など後援)で、28年ぶり2度目の優勝を飾った能代高軟式野球部は2日、「2連覇」に向けて練習を再開した。大会で活躍した主な3人に激戦を振り返ってもらい、優勝後の「実感」を聞いた。

写真優勝報告会で壇上に整列した軟式野球部=31日、能代高体育館
写真伊藤洸太主将
写真加賀谷至投手
写真佐藤陽介君

 主将の伊藤洸太君(3年)は全国大会に臨む前の8月初め、「まず1勝を目指す。そして、優勝を狙う」と話していた。

 優勝旗を掲げ持ち、先頭を歩いて母校に凱旋(がいせん)した伊藤君は31日夕の報告会後、「ようやく今、実感をかみしめている。どれも厳しい試合で、勝っても僅差(きんさ)。一戦一戦、勝つことだけを考えて戦ってきた。優勝するなんて、決勝にいくまで見えなかった」と振り返った。「後輩たちに2連覇して欲しい」。これが今の願いだ。

 28日の準決勝で延長15回0―0の末、翌29日の継続試合で18回サヨナラ勝ち。続く30日の決勝でも2―1で劇的サヨナラ勝ち。大会を通して1人で投げ抜き、チームを優勝に導いた主戦の加賀谷至君(3年)は、報告会では「たいした投手ではないが、30人の仲間と応援してくれた人たちのお陰で投げきることができた」と頭を下げた。

 左腕の本格派。延長の準決勝では2日間で275球を熱投した。「自分のせいで何度もピンチの場面を招いてしまったが、堅い守備のおかげで守りきることができてよかった。自分が点数を入れられなければ負けない、と気持ちで投げた」と話した。

 「自分が見たことのないほどダントツの打撃力で打ち勝つチーム」(今畠寿樹監督)は決勝の終盤、自慢の打線が火を噴いた。1―1の同点に追いつき迎えた9回、サヨナラ三塁打を放った佐藤陽介君(2年)は「前の打者が2死から死球で塁に出たので、次につなげようと打席に立った」。初球の内角直球を思い切りたたいた。「つまった感じだった」というが、打球は右中間を抜けた。「うまく飛んでくれた」

 これが決勝打となったことに「びっくりした」という。「来年も全国大会に帰っていきたい」。181センチの長身はほほえんだ。(奈良岡勉)


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