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愛知大会ニュース

中京大中京監督「接戦、平常心で」 南陽工監督と対談

2010年08月08日

 第92回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社・日本高校野球連盟主催)で、愛知代表の中京大中京は9日(大会第3日)、1回戦で山口代表の南陽工と対戦する。昨年夏の覇者の中京大中京に対し、大会屈指の好投手岩本を擁する南陽工。両校の監督にそれぞれの戦略や意気込みを聞いた。

写真握手を交わす中京大中京の大藤敏行監督(左)と南陽工の山崎康浩監督=阪神甲子園球場

 ――対戦が決まり、互いの印象をどう見ていますか。

 中京大中京・大藤敏行監督 去年の春の選抜大会にともに出場したが、岩本君は下級生ながら柔らかい投げ方の、いい投手だと思った。できれば対戦したくなかった。

 南陽工・山崎康浩監督 中京大中京は日本一のチーム。高いレベルで走攻守のバランスが取れている。

 ――どのような展開を予想していますか。

 大藤監督 岩本君が相手なので、少ない点数で競り合う展開になるだろう。3点くらいで互いに我慢する試合になりそうだ。

 山崎監督 何とか3点以内に抑え、こちらが4点取りたい。一歩間違えればワンサイドゲームになりかねない。

 ――その中で鍵となるのはどんなところですか。

 大藤監督 四球や失策を出した方が負けるだろう。地方大会から1週間空いたが、平常心でプレーしたい。

 山崎監督 投手の出来だ。先頭打者を塁に出さないことが肝心。だが中京大中京は2死からでも得点する力があり、気は抜けない。

 ――この1年で成長したのはどんなところですか。

 大藤監督 やんちゃ坊主の多いチームだったが、思いやりの心が生まれて精神的に成長した。3年生25人がそろって優勝旗を返せるのがうれしい。

 山崎監督 エース岩本の成長が大きい。球速が増したことに加え、気持ちがブレなくなった。以前は四球や際どいボールの判定から精神的に崩れることが多かった。

 ――初戦にかける意気込みを。

 大藤監督 3年生には最後の試合。鍛えた技を出して、悔いの残らないようにしてほしい。

 山崎監督 相手は大横綱。逃げずに力いっぱいで、ぶつかるしかない。

    ◇

■「もう一度優勝旗を」磯村主将、闘志新た

 7日の開会式で、中京大中京の選手たちは、昨年夏の優勝校として先頭で入場行進した。

 主将の磯村嘉孝君(3年)が深紅の大優勝旗を掲げ、愛知大会の優勝旗を持った副主将の岩月宥磨君(3年)と16人が続き、胸を張って甲子園の土を踏みしめた。行進に続き、磯村君が深紅の大優勝旗を大会本部に返還した。

 控えの部員たちは、選手たちを間近で見るため、日差しの強い一塁側スタンドの前列に陣取った。中浜康貴君(3年)は「仲間が一番輝いて見えた」と満足そう。浜口陽平君(1年)は「来年は僕も行進します」と話した。開会式の後、磯村君は「選手みんなで優勝旗を返せてよかったが、ここがゴールじゃない。もう一度優勝旗を取り返します」と決意を語った。

 中京大中京のプラカードを掲げて先導した兵庫県西宮市立西宮高校の小堂(こどう)あやかさん(2年)は「去年の決勝をテレビで見ていたので、磯村君や森本君に会えてうれしかった。今年も優勝してほしい」と話した。(聞き手・まとめ 工藤隆治)


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