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中京大中京、投打で圧倒 常連以外の活躍も 高校野球

2010年08月01日

 第92回全国高校野球選手権愛知大会(朝日新聞社・県高校野球連盟主催)は、中京大中京が愛知啓成を破って、2年連続26回目の優勝を果たし、計14日間の熱戦に幕を閉じた。中京大中京は昨年春から4期連続の甲子園出場で、圧倒的な力を見せつけた。一方、ノーシードながら決勝まで勝ち上がった愛知啓成や、公立校で唯一ベスト4に残った碧南工など、「常連校」以外の活躍も光った。

写真優勝を決め、喜ぶ中京大中京の選手たち=30日午後、岡崎市の岡崎市民球場、遠藤啓生撮影

 中京大中京は控え投手の浅野文哉君(2年)が先発し、エース森本隼平君(3年)に継投する展開が中心となった。森本君は故障明けだったものの安定感があった。浅野君は「森本さんがいたので、思い切って投げられた」と振り返る。決勝までの6試合で合計失点を3に抑えた。

 打線は4番打者の磯村嘉孝君(3年)に、岩井川雄太君(3年)や打率6割超の小木曽亮君(3年)らも活躍。1試合平均の得点は9点超を記録した。「去年と比べて、ずば抜けた子はいないが、みんなでつなぐ野球」(大藤敏行監督)を実践した。

 愛知啓成は出場188校で最多の8試合を戦った。底力を見せつけたのが準々決勝の東邦戦で、エース中川凱登(かいと)君(3年)は、強力打線を序盤はチェンジアップを多用して、中盤からは直球中心に切り替えてかわした。昨年は準決勝、一昨年は決勝まで進んでおり、今後も期待できそうだ。

 準決勝で中京大中京をヒヤリとさせたのが碧南工。全試合を完投したエース片山武士君(3年)が中盤までしのぎ、打線は7、8回に集中打で先発投手を引きずり降ろした。

 接戦も多かった。とりわけ星城は初戦から4試合連続でサヨナラ勝ち。1回戦では9回裏に4点差を追いつき、延長13回裏で試合を決めた。横須賀も5回戦で明和との延長13回の激戦を制して、初のベスト8入りを果たした。

 公立の好投手も目立った。西春の山本俊君(3年)は3回戦でシードの誉を完投で抑えた。成章の小久保俊弥君(3年)と西崎光君(3年)、知立東の七原優介君(3年)らも上位に食い込む実力を示した。

 また南山は部員17人ながら、4回戦で、東邦を相手に終盤までリードした。

 全国最多の188校が戦った愛知大会。その頂点に立った中京大中京が、今度は再び全国の頂点に立てるのか。8月7日に阪神甲子園球場で開幕する選手権大会には、例年以上に期待が寄せられる。(工藤隆治)


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