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愛知大会ニュース

最後の夏、誇りの投球 愛知大会

2010年07月27日

 横須賀は、これまでエースの桑原啓太朗君と背番号10の佐々木陽星君の2年生投手2人を軸に快進撃を続けてきた。この試合では、今大会ここまで2回と3分の2イニングしか投げていない冨谷宥喜(ふかや・ゆうき)君(3年)が先発した。

写真横須賀―栄徳 4回裏栄徳1死一、三塁、大河内の左犠飛で三塁走者赤松が生還。捕手広沢=瑞穂、工藤隆治撮影

 1年生の時から腰痛、すねの疲労骨折、打球が足に直撃して負傷、とケガに泣かされ続けてきた。昨年秋に新チームになった時には、既に下級生の桑原君が絶対的なエースになっていた。「もう投げられないんじゃないか」と思いながらもこれまで練習を続けてきたという。

 横須賀は、ここまで投げてきた桑原君に疲れが目立っていた。田村孝樹監督は「少しでもエースを休ませてつないでほしかった。苦労が多かった分、その役割をわかってくれる子」と考え、試合当日の朝、冨谷君に先発を告げた。

 1回は三者凡退に抑えたが、2回に犠打の処理を悪送球してしまい、得点を許す。4回途中で桑原君にマウンドを譲り、ベンチから後輩を激励し続けた。

 初めて準々決勝で戦ったが力及ばなかった。冨谷君は「全力で投げたので悔いはない。こんな大舞台で投げさせてもらえて、本当に幸せでした」と締めくくった。


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