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愛知大会ニュース

無念の降板「続きは大学で」 愛知大会

2010年07月25日

 「思ったところにボールがいかない」という中で死球を与え、塁がすべて埋まった。岡崎のエース鍛屋(かじや)祐介君(3年)は2回にピンチを招くと、背番号10の川北俊郎君(2年)にマウンドを託した。グラブを替えて一塁の守備に向かう途中で思った。「川北を支えよう」。投手の気持ちがわかる野手として、さらに4番打者として、自分にしかできないことがあるはずだ――。

 3点を追う6回、鍛屋君は先頭打者として打席に入った。初球を振り抜くと、打球は中堅手の頭を越える二塁打。半田悠樹君(2年)の2点適時打で生還し、1点差に迫った。

 だが8回、川北君は2点適時打を浴びる。鍛屋君が駆け寄る。「バックを信じて、めげずに腕を振れ」と声をかけた。川北君は後続を断った。「苦しい場面で声をかけてもらったおかげでふんばれた。経験を生かしたい」と川北君は振り返る。

 マウンドを降りても、気持ちを切り替えて支えた鍛屋君。「投手としての最後が死球だったのが悔しい。東京六大学に行って、神宮のマウンドで投げたい」と話した。


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