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初の甲子園「ありがとう」 超満員の加古川北アルプス席

2008年08月09日

<西兵庫代表 加古川北> 三塁側アルプス席は試合開始前から超満員。加古川北の生徒はバス10台と電車で700人以上が駆けつけた。保護者やOB会を含めた900人がそれぞれ青やオレンジのTシャツを着て「K」マークの人文字を作った。

写真4回裏、村田の左前適時打にわくスタンド=阪神甲子園球場

 1回表、先発の三木健輔君(3年)は制球に苦しみ、連打や失策で4点を奪われる。母の由美子さん(41)は「ピンチには強い子。いつも通りのピッチングをしてくれればいい」と心配そう。

 3回裏、1番の久保佑介君(3年)の左前適時打で1点返した。スタンド上段で見守った祖父の樋口洋三さん(73)は「初回に普段は見ないようなエラーが出た。甲子園の独特の雰囲気に緊張しているんだろう。中盤で逆転すればいい」

 4回裏も3単打で満塁の好機を作り、続く村田和志君(3年)の左前適時打で2点目を奪った。父和豊さん(43)は「息子の活躍が見られて私は幸せ者です」と表情をゆるませた。

 5回が終了。3回から救援した岩崎誠司君(2年)の父輝明さん(50)は「5回から笑顔が見られるようになった。後半もミット目がけて思いっきり投げてくれればいい。どこまで自分が投げられるか試して欲しい」。応援団の責任者を務めた山田道治教諭(43)は「前半は応援団の調整で集中して試合を見られなかった。応援は100点満点。あとは次の試合も応援できるように勝ってくれれば」とグラウンドを見つめた。

 7回裏に石口哲也君(3年)が右中間を破る二塁打を放つと、スタンドは負けていることを感じさせないほどの盛り上がり。吹奏楽部の応援には、加古川北の部員41人だけでなく、加古川西からも35人が助っ人で駆けつけた。クラリネットの同校2年森田直子さん(16)は「甲子園のスタンドの一体感がすごく楽しい。同じ加古川市の高校生が頑張る姿を見て絶対に勝って欲しい」と必死の応援。

 8、9回も走者を出したが、追加点は奪えず。試合が終わり、スタンド前にあいさつに来た選手たちに応援団は「お疲れさま」とメガホンをたたいて健闘をたたえた。野球部員で応援団長の3年鵜尾(うお)拓馬君(17)は「甲子園に連れてきてくれてありがとうと言いたい。みんなやりきった。今後はつらいことも野球部のみんなで乗り越えた経験を忘れず、頑張っていきたい」と話した。


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