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白鴎、波つかめず 再三の好機後続断たれ

2008年08月07日

 29年ぶりに挑んだ夏の甲子園は厳しかった。大会5日目の6日、白鴎大足利は長崎代表の清峰に敗れ、初戦で姿を消した。栃木大会で快投を見せた新藤将照投手が相手打線の猛攻に11失点。味方打線も中盤以降、あと1本が出なかった。それでも、夢の舞台で物おじせず堂々と戦い抜く選手たちの姿に、惜しみない声援が送られた。 

写真清峰―白鴎大足利 3回裏白鴎大足利無死一、二塁、田中の左前安打で二塁走者堺が生還。捕手川本=細川卓撮影

    ◇

 栃木大会6試合をすべて投げ抜き、計6失点と抜群の安定力を誇ったエース新藤が初の大舞台で11失点と打ち込まれ、序盤に3点を奪った打線も中盤以降は沈黙、初戦突破はかなわなかった。

 白鴎大足利は1回、立ち上がりの新藤が攻められ、2死一、二塁から打席には林。カウント1―0から捕手千田はボールになる高めを要求、だがその直球を痛打され3点本塁打を浴びた。2回は三振二つなど打者3人で抑えて立ち直りかけたが、3回と6、7、8回、甘く入ったスライダーを狙われるなどして失点を重ね、8回途中で降板した。だが今夏、公式戦初登板の2年生高井が打者6人を無安打に抑え好投を見せた。

 攻めては3回、先頭打者、堺の左中間を抜ける二塁打を足場に好機を作り、田中と池沢の適時打で3点をかえした。4〜7回もすべて先頭打者が安打で出塁したが、5回からの相手リリーフ、今村の速球と変化球を織り交ぜた投球の前に追加点を奪えなかった。

■相手が上だった 白鴎大足利・新藤将照主将

 初回、ボール球に外そうと投げた球を3点本塁打され、相手のペースになってしまった。投球自体は悪くなかったが、相手が上だった。甲子園は厳しい場所。でも、野球の楽しさも教えてくれた。

■ペース作れず 白鴎大足利・藤田慎二監督

 初回に3点本塁打を打たれ、うちのペースに持って行けなかった。3点返した後、次の得点をこちらが取れば流れが変わると思ったが……。全国で勝つにはレベルアップが必要と感じた。

■追加点でのった 清峰・林誉之主将

 みんなリラックスして、練習の成果が出せてうれしい。先制の3点本塁打は自分でも驚いた。6回の追加点で流れに乗れたのが大きかった。次も先取点を挙げて、1点ずつ積み上げていきたい。

■先制大きかった 清峰・吉田洸二監督

 今までにないゲーム展開だった。普段は投手を中心に守備でリズムを作るが、今日は古賀の調子が悪かった。最近調子を上げてきた打線が、初回に先制してくれたのが大きかった。


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