ここから本文エリア

現在位置:高校野球>第90回選手権>佐賀> 記事

佐賀商、戦い互角 好機に1本出ず涙

2008年08月10日

 2年連続の「がばい旋風」はならなかった。佐賀商は9日、初戦の2回戦で倉敷商(岡山)に0―2で敗れた。堅守で接戦に持ち込んだものの、持ち前の打力が鳴りを潜めた。それでも僅差(きんさ)の好試合に、3万5千人の観客からは惜しみない拍手が送られた。

写真佐賀商―倉敷商 4回表佐賀商無死、古賀翔は左越えに二塁打を放つ。捕手槙原=西畑志朗撮影

 佐賀大会5試合で30得点の「打」のチームが、好機での凡フライに泣いた。古賀翔の2本の二塁打など相手を上回る7安打を放ち、得点圏に5度走者を進めた。だが、2回1死二塁、4回には1死三塁で、いずれも6番片岡からの連続フライで無得点に。「甲子園の独特の雰囲気も影響して力み、打ち上げてしまった」と片岡は言う。

 1回途中、森田監督は振りが大きく、相次いで打ち上げたのを見て、「いつもより前でミートを」と選手全員に指示した。だが、「打ちたいという思いが先行して逆に力んでいた」と5番早田が言うように、打線は最後まで修正できなかった。

 佐賀大会では、全試合で先手を取って、自分たちのリズムで試合を運んだ。今夏初めて相手に先制を許し、追う展開だったことも歯車を狂わせた。

 「打たせて取り、2失点で完投」を目標にしていたエース古賀昭。直球と変化球で30キロを超える緩急をつけ、外へのスライダーで勝負した。6被安打、5四死球で毎回のように走者を背負ったが、5回1死三塁では一瞬の判断で大きく外し、スクイズを失敗させるなどピンチでも冷静さを失わなかった。粘り強い投球で宣言通り2失点に抑え、最後までマウンドに立った。

 投手の悪送球以外、野手は無失策と堅守でエースをもり立てた。4回2死満塁のピンチでは、遊撃手古賀翔が頭上の速いライナーに飛びついて好捕し、追加点を許さなかった。


ここから広告です
広告終わり

このページのトップに戻る